最近、季明氏の戦法が劇的な変革を遂げつつある。

というのも、最近なかなか攻められなくなってきたからである。

そして、その結果、100手を超える戦いも多くなった。

kobaはその度、苦戦を強いられながらもハッタリを駆使したり、瞬間的に考え付いた奇策(香車を同列に3つ並べて囲い崩し)の使用したりして、なんとか勝利をもぎとったのである。

 

…そんな戦いの歴史の記録の一つにこんなものがある。それが、今回載せる事となった対局である。

 

〜これは、将棋の深さを改めて思い知ったkobaVS季明の一戦の記録〜

 

 

☆ルール確認☆

先攻:koba 後手:季明氏で行う。時間制限はなし。詰むまで行う。 

 

解説:今回、珍しくkobaが先攻となりました。 そんなkobaの第一手は、真ん中の歩の前進。

そう、今回のkobaの作戦は「中飛車」です。(まともに使ったことないのに使ってみた。) 

というか「中飛車」って言ってもkobaは、飛車を真ん中に寄せるだけで、実際は中飛車でも何でもない現状である。

解説:そして戦法に劇的な変化が出た季明氏の第一手。まぁ、ここは今までと同じですよね。

解説:koba、歩を前進。やってる事が物凄く初心者です(笑)

解説:そう、これが季明氏の戦術に革命を与えた手です(大袈裟)

これで完全防御を図ってきます。

解説:koba、「なんちゃって中飛車」の準備完了。飛車をスライドさせ、いよいよ開戦です。

解説:毎回見られる季明氏のいやらしい一手。飛車を同じ列に並ばせることでkobaの飛車侵入を阻んできます。

解説:しかしkobaは季明氏との数回の対戦により、それを知っていました。

そこでkobaは、いつもの戦法(※第3戦参照)に組み替える準備をします。

解説:季明氏、右の防御を終えた後、左の防御壁を作ります。季明氏は、まず守備作りからスタートするスタンスに変わったのです。

解説:そんな季明氏とは対照的にガンガン攻め込みに行くkoba。再び、飛車をスライドさせる予定のようです。

解説:気づけば、季明氏の城壁は堅いものになっていました。この盤石な「風雲季明城」(※勝手に命名)を崩すのは容易ではなさそうです。

 

解説:もはや守備という言葉が無縁になってきたkoba。とにかく攻めます。

解説:ここでもいやらしい季明氏の手。飛車の進む道を毎回阻む、絶対守備の力を見せられます。

解説:「もう攻められない。」と判断したkobaは、攻撃を諦めて守りに行くことに。

香車を動かすということは、守備陣系は穴熊にするようです。

解説:すると季明氏も香車を動かします。

見た感じ、穴熊にする気はなさそうなのですが、そうなるとこの香車の移動は何を表すのでしょうか…?

解説:koba、王を香車の後ろに移動させる準備を開始。

某友人の話によると「王が動かない対局はほとんどの場合、負ける。」とのことなので、やはり王の移動は大事ですね。

解説:季明氏、今度は逆サイドの香車を進めてきました。まさか、ここから穴熊を組む気でしょうか…?

そうすると、「城の中に砦が出来る」という奇妙な状況になると思うのですが…。

解説:季明氏の一手に戸惑いながらも、kobaは着々と王を移動させます。さて、次の季明氏の一手は?

解説:ついに金までもが前進。堅すぎだろ、これorz

解説:もう季明氏の城がやばいことになってる状況に焦りを感じながらも、kobaは必死に穴熊を組もうとしています。

解説:そんな中、季明氏の無敵要塞に動きが。ここで飛車を後ろに下げてきました。もう、季明氏から攻めようとする気が感じられません(笑)

解説:そんな中、kobaは最終到達地点に王を移動させることに成功。あとは、金や銀を王の周りに配属させるだけです。

解説:季明氏の王に動きあり。まさか、本当に城の中に砦を築くつもりか…!?(汗)

解説:季明氏が守備で動けないなら、kobaも守備固めで応戦。穴熊が着々と組まれていきます。

解説:ここで季明氏は香車がいたスペースに角を移動させました。

この時、kobaが思わず「何で王より角のほうが守備堅ぇんだよ!」とツッコんでました(笑)

解説:もはやお互い攻める気0。自分の守備に一生懸命です。

解説:ここで季明氏はついに攻撃を仕掛けようとします。これは…kobaの「なんちゃって中飛車」ではないか!?

なんと季明氏は、ここにきて「コピー版・なんちゃって中飛車」を仕掛けてきました(ぇ)

解説:飛車がいなくなったため、歩を前進させたkoba。ただ、これ意味ない気がするんですがね(笑)

解説:季明氏、歩を前進させます。28手目にして、ようやく駒を取る事となりました。

解説:ここで歩の交換成立。飛車は前進します。

解説:しかし、やはり意味がなかった。結局、歩を打たれて終わり。季明氏の陣系は何一つ崩れません。

 

解説:ここでkobaは潔く飛車を退却させます。さて、これで攻め手を失った両者。ここからはどうする?

解説:相変わらず攻める気なしの季明氏。王の移動です。

解説:そういえば、穴熊が完成形ではなかったことを思い出したkoba。ここで穴熊を再び組み立てにかかることに。

解説:季明氏は完全にkobaの攻め待ち。さっきから何も仕掛けてきません。

解説:しかし、kobaとて何も仕掛けられず。やる事といえば穴熊を組み立てることなので、今は攻撃する状況ではないのです。

解説:ここで季明氏に動きあり。端の歩を進めてきました。これは角道をあけるのが目的なのかそれとも他に狙いがあるのか…?

解説:とりあえず穴熊を組み立て終えたkoba。いよいよ攻撃に移ります。とりあえずは飛車を真ん中へと寄せます。

解説:季明氏の目的は、角道をあけることでした。というわけで角がそのスペースに侵入してきました。

解説:ここでkobaは得意のハッタリをかまします。それがこの歩の前進。

相手に少しでも「この行動には何かある…!」と思わせられれば勝ちです^^(おい)

解説:ハッタリが決まったのか何なのか、角を撤退させる季明氏。やったね!

 

…とりあえず40手目が終了したので、続きの41手目から80手目までは中盤戦にて載せることとします。

さて、次回予告です!

 

[次回予告]

今回、守備固めの方針を貫き通す両者。何も動きがない序盤戦から中盤戦はどう展開されるのか?

そして、この対局の勝敗を分けるキーになる駒はやはりあの駒!?

次回、お楽しみに!

 

→中盤戦へ続きます。

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