☆よくわかるあらすじ☆

 

季明氏 

 

koba

 

 

↓前回のおさらいとして、序盤戦(35手目)の局面を載せておきます。 

…さて、序盤戦での盤面の様子を確認できたところで、中盤戦スタートです。

 

 

解説:ここで金を上げてきた季明氏。

そういえば確かに、季明氏の金は空気だった気がします。

というよりかは、王が破天荒すぎるだけなんだけどね!

 

解説:もはや攻め手が見つからないので、kobaは籠城作戦に打って出ます。

究極の受けである“穴熊”で受け勝っていこうとこの時、決めました。

 

解説:ここで、左辺でも攻められるように歩を進める季明氏。

…しかし、正直こういうじっくりとした攻めってなんか嫌な感じしますよね。

 

解説:「なんか、早くも穴熊失敗したんじゃ…?」とか思っているけど、もはや後には引けず。

ついに王を籠城させました。

ただ、思ったより季明氏の攻めが早くて、この時割と焦り気味……。

 

解説:季明氏のこの手。ここでちょっとした動きありです。

この6四歩って角が利いてるのに、何もヒモがついてないんです。

 

……ならこれは季明氏の見落としだったのか?

しかし、どうもそんな様子は無く、何か作戦があるようではある。

なら、これは狙いの一手か?でも角で取らせたがために、得になることは?

これに至ってはかなり考えてみた。狙いも検討してみた。

だが結局、結論は出ずにkobaは普通に次の一手を指すこととなる。

 

解説:結局、純粋に角で歩をとることに。

ただ、これは相手の狙い通りの手。

季明氏の真意はいったい…?

 

解説:このあと、角を追い出すのも予想はできた。

だが、そのあとの展開がさっぱりわからなかった。

それでその後、角がさっきの場所(4六の地点)に逃げたら季明氏は歩を損しただけになるのだ。

今思うと、ここらへんからkobaは見えない何かと戦い始めてた感があった(笑)

 

解説:普通に戻るkobaの角。

何か季明氏に狙いがあるとしたら、仕掛けてくるのは次の手。

とりあえず、身構えます。

 

解説:……あら?これが仕掛け?

kobaが身構えた季明氏の次の一手は何だか、いろいろ想像できなくて新鮮に感じる手でした、はい。

 

 

……しかし、kobaはのちに犠牲になった歩の意味を知ることとなる――

 

 

解説:想定していた、「なんかしらの仕掛け」という案が空回りし、頭がオーバーヒートしたkoba。

穴熊の際に、王を固くするために銀を下げる行為を忘れるという重要なミスを犯しながらも、賭けに出ました。

それは、無謀な歩の突き。

穴熊のシステムを根底から無視し、さらに攻めようにも攻撃側の駒が一枚足りない、そんな状況。

これはどう考えても無謀な攻めであった。

 

…が。

 

 

 

この時のkobaは頭がおかしかったのだ!!!

 

解説:普通に歩で取る季明氏。

――開戦の時、今来る!

 

解説:その歩を飛車で取るkoba。

まず最初に王手をかけたのはkobaであった。

 

解説:そしてそれを同飛とする季明氏。

 これにより季明氏は飛車を得ることとなります。

 

解説:さらにそれを角で取るkoba。

もはや泥沼です。

 

……しかしここまで来て、kobaにはある算段があった。

それは単純に季明氏が次の手で5五玉とした場合、kobaは5六に飛車を打つことで、王手金取りを狙うという計画。

つまり、角を切り捨てる代わりにkobaは飛車で現状打破を図る、と考えたのだ。

 

「この展開になれば、大きく局面は変わる……!」

 

そう睨むkobaを尻目に、冷静に盤面を見る季明氏。

 

 

 

――さて、ターニングポイントとなる季明氏の次の一手は?

 

 

解説:てへっ、また読み違えちゃったっ☆

 

……どうしよう、この手は頭になかったorz

 なんか、飛車による「角・金取り」というボーナスゲームが始まっていますが、これはいったいどういうことなんでしょう。

 

というか、金も穴熊構成に必要だったの忘れてたような気がする。

いやぁ、うっかりうっかり。ハハハハ………。

 

 

 

 

今日、いろいろだめやん……(泣

 

 

解説:そしていろいろだめなkobaの次の一手は開き直りの王手

余裕で角がタダです。

もういい、持っていけ!

最後に笑っちゃうのは俺のはずだから!(←結論

 

解説:あれ、あえて取らないで痛ぶろうって魂胆ですか?

季明氏はホント、意地悪なお兄さんです。

「角はいつでも取れるんだぜ?」というメッセージが伝わる、そんなハートフルな一手を放ってきました。

 

解説:もうこの際なので、角をあきらめたkoba。

角より大事な、守備に手を回す事にしました。

 

 

――角の雄姿、僕は忘れない。

 

解説:しかし、ここで事件発生。

なんと季明氏がkobaの一連の挙動を哀れに思ったのか、飛車を成らせないで、角を取ってきました。

この二度目の季明氏によるハートフルな行いに、kobaはセンチメンタルを感じぜずにはいられません。

 

あとでその隙をついて、上手い事ぼこぼこにしようかなと思います^^

 

解説:そして角を失った後のkobaの心境はもう悟りの境地へ。

ここにきて、冷静な一打を放ちます。

「飛車の侵入を許さない――」

そんな断固たる決意をもって再びkobaは季明氏に挑みます。

 

解説:そして、季明氏の次の一手は、金の前進。

どうやら一般的に守備に用いられる金を、今回は攻撃に使うようです。

 

…しかしどうして、今回の季明氏の駒は本来の役割を放棄する奴らばっかなんだorz

 

 

 

〜現時点で、仕事放棄している季明達の駒一覧〜

 

駒の名称 一般的な本来の役割 実際の勤務状況
 銀  攻撃に使う駒。終盤戦での寄せでも威力を発揮する。 8二の銀がニートに。2三の銀もどこかやる気ない。 
 金  守りに使う駒。ただ、終盤戦において攻撃に使われる場合も。 6四の金が何故か威圧的。 5一の金は遊び人に転職。
 王 守られる駒。 将棋は王を取りあうゲーム。  5四に何でお前がいるんだ。守られてろ、出てくんな。

 

 

解説:さて、ここで飛車をぶつけて、飛車交換を狙うkoba。

今度はさっきみたいに飛車を打たれても、ある程度しのげる形となっています。

これは今までの季明氏の行動から考えて、順当に飛車を取るだろう、と予想するkoba。

…というか、そろそろ自分の予想が当たってほしいです。

 

解説:あぁもう、予想外の手ばっかだよ!!!!

 

何、その角打ち!

それと、さりげなく桂馬を照準に入れてるんじゃねぇ!

 

解説:ここは当然ですが、飛車で取るkoba。

…ところで、何回王手をかけても王が捕まらないんですがorz

 

解説:さすがに王でこれ以上進むのは気がひけたのか、金で取ってきた季明氏。

順調に、じわじわ攻められてる気がするのですが、大丈夫なのでしょうか?

ここらでひとつ、kobaも反撃をしていきたいところ。

 

解説:とりあえず、kobaも飛車による両取りで対抗します。

そろそろさすがに攻めないと、見せ場のないまま終わってしまうんです。

 

解説:おっと、自動的に飛車の交換に持ち込まれちゃったぞ?^^

 いやぁ、2一に飛車を打ち込んでも5二で捌かれましたしね、はい。

いろいろ八方塞がりな感が否めません…。

 

解説:しょうがないので飛車交換に応じたkoba。

いつもなら60数手もやっていれば、ここらへんで突破口が開けていたのですが、どうしたものでしょうか。

 

…そういえば、通常時の将棋を指していた場合であったならば

「王の護衛に風穴開けてやるぜ!」

とかいつもkobaは意気込んでいたものですが、今は

「…あれ?最初から風穴開かれてね?」

という感じになっていて、なんか却ってそれが攻めにくい印象がですね……(汗

 

 

解説:普通に金で取られて、飛車交換終了。

そういえば、ようやくニートだった5一の金が働きました。

これからは、全うな人生をお歩みくださいませ。

 

解説:そして、再びkobaは飛車打ち。

もはや、何回目か分からなくなってきた王手を仕掛けます。

 

解説:徹底的に飛車で受けに徹する季明氏。

完全にkobaが攻めあぐねている状況です。

 

解説:ここでちょっと飛車交換を避けて、あえて角を脅してみることに。

後の感想戦において、季明氏が「この手はかなり嫌だった」と言うほどの手だったらしいです。

ただ、この一手を指した本人から言わせてもらうと、この手はちょっとした興味本位にすぎなかったのですがね(笑)

 

解説:さて、ここで再び攻める季明氏。

桂馬で銀を狙ってきます。

実に面倒くさい展開です。

 

解説:ここで、何故か普通にミスを犯したkobaの一手。

最善手的に、8八に銀を避難させておけば、もっとしっかり穴熊にできたはずなのに…。

色々と今回の残念さがにじみ出た一手です、はい。

 

解説:そして、フリーになった歩を取る金。

というか、どんな将棋を打ったら最初、6一にいた金がこんなところまで出てくるんですか。

地味に、kobaの負けへのカウントダウンも近づく一手となっています。

 

 

 …さーて、中盤戦(36手目〜70手目)が終わったので、とりあえず次回予告します!

 

[次回予告]

中盤戦を終えてみて、序盤戦とは状況が一変した盤上。

ここにきて敗色が濃厚になってきているkobaに救いの手はあるのか?

終盤戦で崩壊しかける穴熊の中、kobaは意地の攻めを見せる!

配下に守られながら、崩れかけた砦に潜むkobaの王。

敵を恐れず、単騎で戦場を生き抜いてきた無頼の精神を持った季明氏の王。

終盤戦の激しい局面で二人の王の真価が問われることとなる――

90数手に渡った対局の結末やいかに!?

 

→終盤戦へ続きます

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