期末試験が終わったこの日、kobaはある男と待ち合わせをしていた。その男の名はチャー氏。

彼の学校は、期末試験がまだ終わっていなくて、終わるのは翌日の7/7であるという。そのため、「勉強しよう。」と誘われたわけだ。

中学時代、お世話になっていた塾にお邪魔し、勉強するチャー氏と、暇なので読書するkoba。

…しかし、1時間後、チャー氏の集中力が切れた。すると、チャー氏はどこかへ行ってしまった。どうしたものか、と数分間待っていると、塾内のどこから持ち出したのだろうか、将棋盤を持っていた。

「対局しようぜ?」

…こうして、いきなり対局は始まった!(勉強そっちのけで)

 

 

☆ルール説明☆

いつものごとく、時間制限なし、対戦は詰むまで。

先手:チャー氏 後手:koba

 

 解説:さぁ、なぜか対局がいきなり始まってしまいました(笑) 先手はチャー氏。

この歩は…飛車を前面に押し出す作戦ですかね?

 解説:対するは後手koba。

kobaにしては珍しい、角道をあけてのスタート。まさか、kobaの今回の攻めのキーは、飛車ではなく、角なのか!?

解説:ここでチャー氏は角の前の歩をあけてきました。一体、何を…?

解説:なんと、ここでkobaは飛車をスライド。戦法を変えてきました。左側を今回攻めてくるのでしょうか。 

 解説:ここでチャー氏は、歩を前進。

解説:koba、かまわず歩を前進。ここで歩を取らせて飛車で攻める作戦です。

 解説:チャー氏、歩を前進させ歩をとりました。

 

解説:koba、飛車で取ります。さて、ここからkobaの飛車の攻撃スタートです☆ 

 解説:このタイミングでチャー氏は角道をあけてきました。まぁ…チャー氏側からすれば、下手に左側動かしてもなにも起きませんからね。

解説:koba、突如、角の交換開始。馬となります。

 

解説:チャー氏、やはり銀で取りました。ともかく、これで角の交換成立ですね。 

 解説:koba、ここでさっそく角を打ちます。飛車・銀を狙える最高のスペースです。

 解説:チャー氏、ここは歩を打ってきます。なかなか頭がいい選択です。

 解説:kobaは歩をとります。先ほど、「頭がいい」といった理由は、もし、これで飛車が逃げたらkobaは香車をとりますし、銀が逃げたら遠慮なく、飛車取りますし。ここに歩を打ったことで、銀が狙えなくなりましたし、チャー氏も飛車回避に専念できるわけです。

解説:チャー氏、今度は飛車を角を狙う状態で置いてきました。チャー氏が今度は仕掛けてきました。

 

解説:kobaは角を取られてもいいように後ろに飛車を忍び込ませました。これで飛車の脅威は過ぎ去りました。 

解説:チャー氏、ここで角を打ってきます。これは、kobaがピンチです。飛車が逃げるとチャー氏の角が成るし、チャー氏の角が成った先に飛車が行くと、角がチャー氏の飛車で取られるしで…かなりのピンチです。 

 解説:kobaの選択はこれです。もうこれしかないと思います。(泣)

 解説:チャー氏の角は予想通り、侵攻。成りました。koba、かなり劣勢になります。

 解説:kobaも角を馬にしました。これでノーガードの殴り合いです。ちなみに、この状況は飛車の交換が成り立ちます。

 

解説:チャー氏、ここは飛車の交換。まぁ…妥当な選択ですよね。 

 解説:kobaも歩で飛車をとります。さて、チャー氏の手に飛車が渡り、ピンチに。

 解説:チャー氏、桂馬を進ませてきました。この桂馬で確実に息の根をとめてくるようです。

 解説:koba、ここに飛車を置いて敵陣を暴れる準備。一矢報いるぜ!と思っていたら…。

解説:最悪な状況になりました。kobaの飛車、1ターンでエンドです☆(おぃ)

 

 解説:しかたなく、金をとるkoba。飛車…。お前の事は忘れないぞ(何)

 解説:飛車は、赤く燃え、見事に散って星になった命となりました。

こうなったら、流した血を無駄にしないためにさらなる血を流して見せます…!(自棄)

 解説:銀め、飛車の復讐!kobaの怒りを込めた一撃が決まりました!(どこが)

 解説:着々と桂馬が忍び寄ってきています。怖いよぉ…。><

 解説:しかし、勝利をあきらめないkoba。守備捨ててまで、攻撃に転じることに。それが馬の態勢を直すことでした。

 解説:チャー氏、桂馬を成らせず、進出。したたかに金をとろうとする姿勢。そしてうっすら笑いを浮かべるチャー氏。

しかし、この時、kobaも笑みを浮かべていた。このとき、kobaは逆転の一手を思いついていた。

 解説:koba、飛車の犠牲により手に入れた金を王の斜め前にたたきつけ、王手。これで…詰みです

 

…koba、逆転勝利!逆境を乗り越え、見事、勝利を物にしました。

 

ちなみに、あと1歩、詰むのが遅かったら。チャー氏の桂馬が一4で成ってて、詰みでした…。どっちか金をkobaが動かしたとしても、チャー氏は飛車を置いたりすると、どうやっても詰みとなります。

 

1手の差がこの通り、天国と地獄になります。そしてkobaの飛車のミスが思いもよらぬ勝利を引き出しました!

…でも、実は、あの時、金ではなく、銀をとってれば、もっと勝利が速くなっていたのは内緒です(笑)

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