はい、ここでみなさんに一つ、謝らなければならないことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

kobaは異国になんか行ってません・・・・。

 

異国ではなく、正確に言うと隣町です。もう、そのまんま隣町です。でも、なんであえて異国と表現したかというと、kobaは小学生・中学生時代、あまり市内から出なかったのです。ほとんどは市内で遊ぶという、まさに鎖国状態。しかしその後、自転車が乗れるようになり、チャリ旅が可能になって、kobaはどんどん、遊ぶスペースを広げていきました。

しかし、とはいってもまだまだ他の町に行ったことも少ない状況でした。というわけで他の町に行く際は友人を頼らないとダメなkoba氏なのです。

そんなわけで今回の本題に移るわけなんですが。kobaの友人、閉まれドア氏と卓球をして3時を回る頃。閉まれドア氏が「ブックオフに行かないか?」と提案してきました。で、私もブックオフにちょっと欲しい本があったので提案を承諾し、ブックオフに向かいました。

で、ブックオフに到着し、早速欲しい本を見つけに行ったのですが、その本がなくて。結構、がっかりしてどう時間をつぶそうかと思っているところに季明氏@納屋氏が「暇になった。」という理由でわざわざブックオフまで来てくれました。

 

 

 

…しかし、「kobaが結局、読む本がなくて暇だった」ことに変わりはありませんでした。(ぁ)

閉まれドア氏は「コードギアス」というアニメの漫画版を、季明氏の方は「ひぐらしのなく頃に」という本を集中して読んでいて、読書力の高さがうかがえたのですが、一方のkobaはというと、あまりに暇で店の外と中を5往復していました(笑) 店内はすごく暑くて、kobaは何回も耐えられなくて外に出たのですが、お二方は、その場を動かず、じっと読書。2人がいる本のコーナーは「大人コーナー」。そこを踏まえて、「なるほど、この2人の読書への集中力・・・。確かに大人だぜ!」と一人で感慨深げに大人に交じって読む二人の少年を見ていました。

そのままの状況が数十分続いて。「隣町のブックオフ、どう?」と2人に強制参加を呼び掛けたのですが、「んー?」とか「遠いし、めんどくさい。」と、もはや読書という行為の前ではkobaなんて…状態。

しょうがない、あきらめるしかないか…と最初は思ってたのですが、 このとき3時50分。まだまだ時間はあるし、このまま空虚な気持で留まっていても…。そこで、閉まれドア氏に質問を仕掛けてみました。

「隣町は…どの方角だ?」 「あっち。」

本当に応対するのがめんどくさかったのか、指で方向を示してきました。しかし、これで方角がわかりました。後は、自分の運のみ…!

お二方に「暑いから外出てくる」と言って失踪。行き方もよくわからないのに隣町へと行くことに。さすが、kobaか(ko馬鹿)です。でも、馬鹿は無駄に行動力あります。ひたすら隣町を目指し、閉まれドア氏が教えてくれた方向に向かって進むkoba。その姿は冒険家そのもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…しかし、行き方がよくわからなすぎて数分で戻ろうかと考え始めるkoba。(ぁ)

自分は地理とか得意ではないので場所が全く覚えられません。友人と確かに隣町に何度も行ったことあるのですが…。kobaの記憶容量は崩壊してるのでさっぱりです。しかし、「一度、決めたらあきらめず、やる。」という馬鹿特有の使命感を発揮。標識や建物を当てにしながら、時には車にひかれそうになりながら進んでいきます。

…そして、ついに!出発から15分を過ぎたところで隣町の駅を発見しました!これは感動です。 知らない道でも頑張ればいける。人間って偉大なんですねぇ・・。と、途端に

「まさか…。あの二人は、俺にこの感動を教えるためにあえて、その場にとどまり、その方角だけ教え、その場で俺の成功を…ただただ祈っていたというのか!?だとしたら……俺は…。俺は、いい友人を持ったなぁ・・・!」

と、一瞬思いましたが、すぐ間違いに気づき、先へ進むことにしました。おそらく、彼らにその心は微塵もなかったでしょう。

 

…あの決意から30分経過。もうとにかく適当に歩き回っているkobaの視界100m先に黄色い看板が見えました。ついに…ついに、kobaはブックオフに着いた!長かったよ、今までの道のり…。人は、「たったの30分で長かった?」と言うかもしれない。でも、この30分は感動で濃密な30分だった。どんどん、歩く…。さながら、栄光の道を歩くようで。さぁ、勝者に祝福のブックオフを!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーメン屋じゃねぇか……orz

 

なんなんだよ、もう!あんな回想してた自分が恥ずかしいじゃねぇか!まぁ、黄色い看板、ってだけでブックオフだと思って飛び着いた俺も悪いけど!!

 結局、振り出し。いつになっても上がれない双六をやってる気分のkoba。というか、何だかさっきから隣町のブックオフに行く事が神の試練に思えてきました…。(俺、神だから3枚よこせよ by出来る子氏)

 その後、公園やらゲームセンターやらを一人ふらふらとさまようkoba。それにしてもブックオフがなかなか見つからないし、何より町が広い!さっきから電柱見ても、同じ地区ばかり。これじゃぁ…見つけるのも難しいな…。しかし、諦めるわけにもいかず、進むこと、45分。

 

 

…ついに、ついに本当にブックオフを見つけました…!!!

遠くから看板を見たわけでもなく、目の錯覚でもなく。曲がり角を曲がった目の前に現れた神の祝福。このとき、本当に涙が出るぐらい感動したとともに、

「まさか…。あの二人は、俺にこの感動を教えるためにあえて、その場にとどまり、その方角だけ教え、その場で俺の成功を…ただただ祈っていたというのか!?だとしたら……俺は…。俺は、いい友人を持ったなぁ・・・!」

と思おうとしたけど、やっぱり思えませんでした。

…さて、苦労してまでして、ブックオフに行った理由。それは漫画を買うためです。ちなみに漫画のジャンルは、スポーツ漫画です。(一部の人は、何を買ったのか分かったはず。)それで、せっかく遠くまで来たんだから、と4冊も買っていきました^^

 …そして、帰り道。結構長い道のりでしたが、必死で記憶を思い出し、いろいろ迷いながらも、行きよりかは短い時間でわが故郷に帰ることができました。思うに、人間、ヤケになれば結構いろいろ出来るもんですね。まったく、道を知らなくても…それがどの場所にあるかも知らないでも行くことが出来る。また一つ悟った、そんな3月14日でした。

 

 

<編集後記>これ書くのに2日もかかってしまいました、kobaです。本来ならもっと早く終わる予定でしたが、データ消去とかいろいろあって大変で、なかなか終わらなかったのです。さて、この帰り道の後、再び地元のブックオフに友人がいるか見てみました。季明@納屋氏はいたのですが、閉まれドア氏は帰って行ったようです。この時、時間は5時40分ごろ。まぁ、帰るのには妥当な時間かもしれませんね。ちなみに、季明@納屋氏は、「このブックオフにあるひぐらし、ほとんど俺読んだよ。」とまったく生産性のない報告をしてきました。

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